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2003年01月01日 更新

中高一貫、区立化に 会員から多様な意見

引き継ごう 母校への熱き思い
 都立九段高校を母体にした千代田区による中高一貫教育校構想について、菊友会報第69号で会員の皆さまからのご意見を募ったところ、様々なご意見が寄せられました。お手紙や電子メールのほか、会費納入の振り込み用紙や名簿の購入申し込みハガキの通信欄に書かれたものも含め、23件のご意見が集まりました。何れも母校への熱き思いが伝わってきます。
 内容を分類すると別表のようになります。「?」は中高一貫、または千代田区への移譲についての態度が明らかでないご意見です。中高一貫教育については賛成14、反対5人。千代田区への移譲については逆転し、賛成6、反対12人という結果でした。寄せられたご意見からいくつか一部をご紹介します。


年次中高一貫区立化 年次中高一貫区立化 年次中高一貫区立化
?賛成? ?賛成? 高42賛成賛成
高46賛成賛成 中?賛成? 高37賛成反対
??反対 中?反対反対 ?反対反対
??反対 中3賛成賛成 高3?反対
高9反対反対 高25賛成? PTA賛成賛成
高19反対反対 高8賛成反対 高50反対反対
高18?反対 高9賛成賛成 高9賛成賛成
高36賛成? 高23賛成反対


◇九段も昔の性格が変わってしまってここまで来たのだから、実験校になるのも案外いいのか、という気もします。
◇学校の「レベル」というのは良かれ悪しかれ、東大をはじめとする有名大学への合格数が判断基準でしたが、九段高はこの基準を放棄して、新たな挑戦として、今の在り方を選択したのではないかと思います。それなら、ユニークな高校としての道を推し進めるしかないのではないか。区立の中高一貫高校として、新たな存在感を求め、作っていくのが、新しい九段高校への明確な早道かな・・・とも考えています。
◇中高一貫教育構想については初めて知りましたが、先取の気性を持っている母校では、きっと今までのいい意味での伝統を引き継いで、時代の流れもとり入れて、新しい学校のスタイルを作っていけるのではないかと勝手に思ったりしました。
◇中高一貫教育は個性を伸ばす上で賛成。ただし、英才教育に徹する。あくまで都立高校を堅持し、特色を出す。
◇絶対条件として新学校の名称が「九段」である場合のみ賛成です。画期的で話題性もあり、世間の注目度も大。九段復活の最初で最後の大チャンスかも知れない。このままでは現状の低空飛行から脱することは皆無に等しい。
◇私は、九段高校が中学高校6年制の学校になることに賛成です。その理由として、(1)千代田区が候補に挙げている他の学校に比べ、設備が充実している(2)九段はいつも先進的な考えを取り入れて伝統を積み重ねてきた学校であり、この変革もその一環と考える(3)中高一貫校にした方が学校として残る確率が大きい。(都も将来、財政面から高校を整理する場合、九段がなくなる可能性がある)。われわれの行うべき道は、千代田区と協調して日本最先端の教育方針や精神を切り開いて行くことだと思います。
◇千代田区が九段を区立にしたいとのニュースはまさに驚天動地です。都立九段高校生、卒業生、先生方や関係各位が抱く九段精神と誇りが築き上げている九段高は行政の都合で左右されたくない。「都立九段高校」の未来を確信しています。
◇中高一貫校構想には反対です。私達の在校中は東京の中学校の「第一」を目指しました。その気持ちを今日でも生かしてください。
◇小生は品川区立浜川中学校より「都立」九段高校に「入試を経て」入学した。従って母校の千代田区への移管には絶対反対である。
◇中高一貫に成田校長の創立精神に沿うような気持ちで賛成です。1学年4学級は良いとしても、教室数は間に合うかな…。
◇九段は第一東京市立中、都立九段中学、そして都立九段高校へと校名は変更しつつ、常に「東京の教育」の先駆けを担ってきました。そして平成4年からの「コース制」「単独選抜制」の導入も全都(学区なし)受験校となりこの点でも他校の先駆けの立場を採っております。中高一貫教育につきましては、わたしは賛成ですが、それは東京都立の中高一貫校として全都より生徒を募集し、数多の社会に有為な人材の輩出を願いたいと思います。80年前に「東京の教育」の先鞭をつけるべく使命を持って設立された学校が、いま、また新たな歴史を開くときが到来したように感じます。
◇「九段高校」の消滅(発展的解消も含む)には反対。中高一貫教育といった「制度」をいじることは、昔の学校群制度の失敗を想起させます。現在の6.3.3制でもやり方次第で生徒に魅力ある学校にすることが可能でしょう。教育委員会が新制度の利点をいくら強調しても、長い間かかって教育制度を駄目にした人たちの言うことではないか?と信用する気にはなれないところです。このような「信用ならない?」新制度の材料に九段高校がなることは反対せざるを得ません。
◇昨今の公立高校の低迷ぶりには、嘆かわしく思っていたところであり、また3年という期間は或ものを作り上げたり、成し遂げたりするには余りにも短い期間なので、6年間の中高一貫教育を選択的に導入することが可能になったことは喜ばしいことと思います。この制度は公立高校を多様化し、特色や魅力あるものにして、6年間を通じて持続的な教育を行い、生徒の個性を伸ばそうというものですから、まず、第一は学校側がどういう目的に沿ったいい受け皿を用意するかということですが、折角いい受け皿を用意しても募集対象が狭いと、ミスマッチの生徒が増えることが予想されます。従ってこの中高一貫校は中学も含めて都立にした方がよいと思います。
◇九段高校は、独自の伝統、校風、特徴を持つ学校です。単に敷地や設備が都合がいいからといって、区立中学とくっつけて一貫校にしようなんて、教育内容を考えていない勝手な構想です。千代田区は、区立小学校から区立中学への進学率の低さを何とかしたいとして、魅力ある中学をということで一貫校を考えているようですが、千代田区の問題は千代田区だけで片付けてもらいたく、九段高校を巻き込むのは筋違いだと思います。都立の一貫校だったら、まだ話は少しわかります。しかし区立となると、建前上は千代田区在住者だけが対象で、実際にはつてを知っていて入らせたいと思う人が子どもを入学させる。学力試験はしないで、面接や作文などで選考するという。きわめて不自然な入学者選抜で、間口の狭いものとなってしまいます。そんなごく限られた生徒だけのための九段になってほしくありません。九段高校はあくまでもやはり開かれた都立の学校であってほしい。


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