
九段高校の行事としてすっかり定着した、「健康教育週間」が、平成17年12月13日〜17日に行われた。1週間かけて実施する学校は全国でも九段高校のみで、今回は5年目を迎える。養護教諭である竹下君枝先生と健康教育プロジェクト(生徒)のスタッフで検討し作り上げるもので、全国の学校から注目されている企画だ。今回も講演「アルコールについて考えよう」、性教育講座「性について考えよう」、心と体のテーマ別講座など、生徒の要望に応じ、充実した内容のある講座であった。
3日目のセッション「異世代コミュニケーション」は生徒の本音、保護者の本音を話し合うもので、助言者として菊友会から29名が参加した。
今回「異世代コミュニケーション」を実施したのは1〜2年生。クラス毎に「人間関係」「恋愛」「結婚」「性」「食生活」「進路」などのテーマから2〜3を選び、ディベートする。保護者に関心が深い「携帯電話」をテーマにしたクラスもあった。またあるクラスでは「友人がいない」ことを打ち明けた生徒に、菊友会の助言者が「無理に焦って求めなくともいいのでは。一人で寂しかったら本を読もう。本の中にきっと友達が見つかる」と体験談を話すと、別の生徒から推薦したい本のタイトルがあがるなど全体的にディベートの成果が見られた。
行事の企画運営は生徒が中心だが、平成15年度からは保護者たちのプロジェクトも発生し、保護者参加プログラムも充実してきた。12月17日(土)の最終日には都民対象の講演会があり、「子どもたちをニートにさせないために」と題して玄田有史・東大社会科学研究所助教授を招き、保護者らが真剣に耳を傾けた。この九段高校の「健康教育週間」は財団法人日本学校保健会の主催する「第4回21世紀・新しい時代の健康教育推進校」の最優秀校に選ばれ表彰された。全国の小・中・高の42000校を対象に、健康教育に取り組む何百校もの応募の中の全国優勝で、高校としては初めてのことである。内容が素晴らしく、かつ生徒が意欲的で、保護者やOBも加わり、みんなで作りあげているところが高く評価された。
平成18年度は12月12日〜16日(土)が予定されている。近くになったら、学校、菊友会事務局に問合せください。菊友会ホームページでも掲載します。ぜひ都民対象の講演会にご参加ください。
竹下君枝先生からのメッセージ
菊友会の皆様には毎年、助言者としてご協力いただきまして心より感謝申し上げます。お陰さまで「最優秀校」という素晴らしい賞を受賞することができました。
「健康教育週間」は、平成13年度から行っていますが、3年目の平成15年度、親子で話をする機会を設けたいという「健康教育プロジェクト」の生徒の意見から、「異世代コミュニケーション」を行うことになりました。生徒たちとの話し合いの中で、各界で活躍されている先輩たちに助言者をお願いしたらどうかということになり、菊友会にご相談したのが始まりです。1回目の実施から大変好評で、今では多くの生徒や保護者が楽しみにしています。
菊友会の皆様に支えていただきながら、これからも生徒たちの生涯にわたる健康を願って、取り組んでいきたいと思っています。