
幾つもの賞に輝き、全国の学校のお手本となっている九段高校の「健康教育週間」は、平成13年から全校生徒対象に始まった行事です。発案者は竹下君枝養護教諭。竹下先生は「在学中の3年間を健康に過ごすだけでなく、80数年の生涯を健康に生きて欲しいという願いをこめて、生徒自らに健康について考えてもらおう」と考案されたと言います。
「健康教育週間」の期間中は大学教授や医師、助産師ら多数の講師を招き、心と健康について学びますが、竹下先生はこの大事業の一切を生徒たちの「健康教育プロジェクト」に任せています。生徒たちがテーマ設定をし、講師に依頼します。面識のない大人に電話で説明し、交渉し、当日の司会・進行も行います。
平成19年12月11日の思春期講座では「性」をテーマに22講座。13日は「心と体の健康づくり」をテーマに、心のメカニズムやツボ健康法、アロマテラピー等18講座。今回も健康教育プロジェクトの生徒10人と保健委員が力を合わせて創り上げました。
生徒対象の多彩な講座の他にも保護者対象の講座「もしかして更年期?」、地域住民に開放した養老孟司氏の講座、また菊友会の先輩と生徒がセッションする異世代コミュニケーションと充実した内容でした。
こうした内容と取り組みは高く評価され、平成17年度には何百という小中高、養護学校が応募する中で、日本学校保健会主催の「教育推進学校・最優秀校」に選ばれ、翌18年度には文部科学大臣賞を受賞したのです。