
8月30日0時25分〜55分、日本テレビ「NNNドキュメント’04」で「夏空の赤ふんどし」と題し、九段に入学してから至大荘行事を終えるまでの、生徒の成長過程にスポットを当てた番組が放映されました。遠泳当日は台風接近。荒れる海を前に、何とか生徒達を泳がせてあげたい教師陣と、積み重ねてきた訓練の成果を試したい生徒達の思い。勇気、決断、果たせなかった遠泳、無念の涙。しかし、ぎりぎりまで大自然に挑んだ体験が生徒を大きな成長へと導きました。プロデューサー・吉原氏に寄稿いただきました。
至大荘行事を取材して 日本テレビプロデューサー 吉原 学
学校行事として遠泳をしている高校は全国に幾つもあります。その中で今回、九段高校を取材対象としたのは、「都会のど真ん中の学校」と「至大荘の伝統」という観点からです。東京の学校に通う現代っ子たちが、どのような成長を遂げるのか見てみたいと思いました。また、70年以上にわたり伝統的な精神が受け継がれているのは、至大荘ならでは。これは他に類を見ないところでもありました。
取材・撮影には多くの苦労がありました。学校生活と行事に、テレビカメラが日常的に入る事には細心の注意が必要です。また学校側の伝えて欲しい事と、私達が伝えたい事との間には大きなギャップがありましたが、多くの方々のご協力で番組を完成する事ができました。
番組をご覧になった九段高校の関係者の反応は、「至大荘はあんなものではない」という厳しいご意見が大半でした。一方で全国の視聴者からは、高校生の成長する姿に感動をおぼえたという嬉しいご意見を数多くいただきました。こうした様々なご意見を糧にして、今後も番組を作っていきたいと思います。